人間くさい方針
時間の持つ具体性がない。
丸い文字盤なら、長針の指す位置によって「まずい、遅れそうだ」と反射的に走り出すのが、デジタル表示だと文字通りに時空を超えてしまっていますから、受け止める感覚が非常に無機質になっている。
時間と距離を適正な相関として計れない。
これがデジタル・アナログ論争のきっかけになったわけですが、いわゆる今風の若者はデジタルタイプで、音型の人間がアナログタイプということだ。
この論調でいけば、家庭教師は徹底したアナログタイプといえる。
人間の感情・感覚を具体的にとらえる教育指導ですから、時間経過を踏まえた認識論で生徒を見る。
五段階評価の「3」のレベルといっても「4」に近い「3」なのか、「2」に近い「3」なのか、いつから「3」のままなのかによって、個別な指導方法を採らなければならない。
その数字だけで、その生徒をとらえることはしないわけのだ。
家庭教師の教育は、情緒の共有がベースにありますから、非常にアナログ的な指導方法といえる。
いい換えれば、限りなく人間くさい教育方針ということになる。
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